「毎日食べているもの、本当にこれでいいんかな?」
先日、三次庄原倫理法人会主催の
特別セミナーに参加してきました。
登壇されたのは、「奇跡のリンゴ」でおなじみ
木村秋則さんと、すし遊館の高橋啓一さん。
テーマは「自然に学ぶ これからの生き方」。
特に木村さんのお話を聞いて、
これまで自分が持っていた
「食」に対する考え方が、
大きく変わりました。

普段、スーパーで野菜やお米を買うとき、
「これがどうやって作られたのか?」
まで考えることって、あまりないですよね。
私もそうでした。
でも今回のお話を聞いて、
「毎日口にするものだからこそ、
もう少し知ったほうがええな」と感じたんです。
肥料も農薬も使わない「自然栽培」
木村秋則さんといえば、
肥料や農薬に頼らずリンゴを育てる
「奇跡のリンゴ」で有名です。
実際にお話を聞いてみると、
肥料や農薬を使わずに作物を育てることが、
どれほど大変なことなのかが伝わってきました。
ただ「何も使わない」という話ではありません。
土の状態を見て、
根の状態を考えて、
作物が本来持っている力を引き出していく。
まさに「自然に学ぶ農業」なんですね。
トマトが左右対称に実る?
中でもびっくりしたのが、トマトのお話でした。
木村さんのお話では、
自然栽培で育ったトマトは、
左右対称で規則正しく実がなるとのこと。

実際にスクリーンに映された
写真を見ながら説明を聞くと、
「へぇ〜、そんなところにも違いが出るんじゃ!」と驚きました。
私たちは普段、
出来上がった野菜しか見ていません。
でも、その野菜がどんな土で、
どんな環境で、どうやって育ったのか。
そこまで考えてみると、
野菜を見る目も少し変わってきます。
「昔は肥料も農薬もなく、お米を作っていた」
そして、
個人的に「なるほどなぁ」と
思ったのがお米のお話です。
昔は、今のような
農薬や化学肥料がなかった時代から、
人はお米を作って食べてきました。
言われてみれば当たり前なんですが、
普段そんなことを考えたことがありませんでした。
「自然の力で食べ物を育てる」というのは、
何か新しい農法というより、
昔から人間がやってきたことでもあるんですよね。
もちろん、
現代の農業には安定供給や生産量、
農家さんの負担など、さまざまな事情があります。
ですから、
単純に「農薬や肥料は全部ダメ」
という話ではないと思っています。
ただ、毎日食べるものについて、
「これはどうやって作られたんだろう?」と興味を持つ。
それだけでも、
食に対する意識はかなり変わるんじゃないでしょうか。
野菜は「濃い緑色=元気」と思っていました
小松菜を例にしたお話も印象的でした。
私は今まで、野菜を見ると
「緑色が濃いほうが、なんとなく元気で栄養もありそう」と思っていました。
ところが木村さんのお話では、
自然栽培では若緑色になるという説明がありました。

これにもびっくり。
自分の中で「当たり前」だと思っていたことが、
実はそうではないかもしれない。
こういう気づきが、
今回の講演では何度もありました。
土の中で何が起きているのか
木村さんは、土についても詳しく説明されていました。
農業機械や人の重みなどによって土が固くなると、
根が本来のように伸びにくくなるというお話です。
私たちが見ているのは、
土の上に出ている野菜や果物です。
でも、本当に大切なことは、
目に見えない土の中でも起きている。
これって、なんだか人や会社にも似ていますよね。
表面だけを見るのではなく、
その人が育つ環境を整える。
会社でも地域でも、まず「土台」が大事。
農業のお話を聞いていたはずなのに、
仕事や人づくりにも通じるものがあるなぁと感じました。
お米の腐敗試験にも驚きました
講演では、
栽培方法の異なるお米を一定期間置いて
比較した写真も紹介されました。

一般栽培、自然栽培、JAS有機などを比較したもので、
木村さんからその結果について説明がありました。
これも非常に興味深い内容でした。

もちろん、こうした実験については、
条件や再現性なども含めて科学的に確認する必要があります。
それでも私にとって大きかったのは、
「同じお米でも、どう育てられたのかを意識してみよう」と思うきっかけになったことです。
これまでは、
お米を買うときも値段や産地、
品種を見るくらいでした。
これからは、
その後ろにある「作り方」にも
少し興味を持ってみたいと思います。
学校給食から「食」を考える
高橋さんは、
学校給食についてもお話しされていました。

成長期の子どもたちが
毎日食べる給食だからこそ、
どんな食材を選ぶのかを、
もっと社会全体で考えていく必要がある。
農家さんだけではなく、
家庭、学校、行政、地域、生産者。
みんなで「食」について考えることが、
これからますます大切になるのかもしれません。
農業というと
「食べ物を作る仕事」と考えがちですが、
実は地域づくりにも直結しています。
地域で作ったものを地域で食べる。
子どもたちが地域の農業を知る。
そして、生産者と消費者がつながっていく。
これも立派な地域活性化だと思います。
「自然に学ぶ」は、仕事や人生にも通じる
今回のセミナーのテーマは、
「自然に学ぶ これからの生き方」でした。

木村さんのお話を聞いていると、
これは農業だけの話ではないなと感じます。
自然を人間の都合だけで無理に変えるのではなく、
本来持っている力を引き出していく。
これって、
人材育成や会社経営にも通じるところがあります。
そして実は、AIにも似ていると思うんです。
私たち大蔵笑では、
AI活用やPR、動画制作、地域イベントなどのお手伝いをしています。
AIも、人間に取って代わるためのものではなく、
人が本来持っている力をもっと引き出すための道具として使う。
自然栽培とAI。
一見すると正反対に見えますが、
「本来ある力を生かす」という意味では、
意外と共通点があるのかもしれません。
最新のAIを学ぶことも大切。
一方で、自然や昔から受け継がれてきた知恵から学ぶことも大切。
どちらか一方ではなく、
両方を大切にできる時代になったら面白いですよね。
「食べることは、生きること」
今回、木村秋則さん、
高橋啓一さんのお話を聞かせていただき、
改めて「食べること」について考える時間になりました。
毎日のことだからこそ、
食事はついつい当たり前になってしまいます。
でも、自分の体をつくっているのは、
毎日口にしているものです。
だからといって、
明日から全部を変えなければいけないとは思いません。
スーパーで野菜を手に取ったとき。
お米を買うとき。
「これ、どうやって作られたんじゃろう?」
と、ほんの少し興味を持ってみる。
まずはそこからでいいんじゃないでしょうか。
私自身、今回の講演をきっかけに、
食に対する考え方が大きく変わりました。
何歳になっても、
知らなかったことを知るのは面白いですね。
貴重なお話を聞かせてくださった皆さま、
そして今回の特別セミナーを開催された
三次庄原倫理法人会の皆さま、
ありがとうございました。
人の想いを「伝わる形」にする
今回のような講演会や地域での取り組みには、
まだまだ世の中に知られていない
素晴らしい「想い」がたくさんあります。
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そうした人や地域の想いを
「伝わる形」にするお手伝いをしています。
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ぜひお気軽に大蔵笑までご相談ください。
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