なぜ学校の勉強を頑張るのか?

私が役者をやっていた頃、
マルセ太郎さんという芸人さんと
何度かご一緒させていただきました。
(スタッフとして)

スクリーンショット 2020-03-27 0.17.16

本人の希望もあり、
あまりテレビに出られない方なので、
ご存知の方も少ないかと思います。

 

昔、渋谷にジャンジャンという劇場があり、
すぐにチケットが売り切れになる方で、

 

作家の永六輔さんを初め多くの芸能人の方が
通われたと言われています。

スクリーンショット 2020-03-27 0.21.16

古舘伊知郎さんの
トークライブ「トーキングブルース」は、
マルセから大きな影響を受けており、
両者は師弟関係に近い間柄であった。
とも言われています。

 

そんな、マルセ太郎さんは
肝臓がんで2001年1月22日に
67歳でお亡くなりになられました。

実は、マルセ太郎さんの最後の舞台は広島で
公演のお手伝いをさせていただきました。

 

マルセ太郎さんと食事をしている時、
「男は二十歳を超えたら、自分の顔に責任を持て、
二十歳までは親が作った顔、
二十歳からは自分が作った顔だ。

俺の顔はどうだ!

と言われたので、
大笑いしたら、怒られました。

 

そんなマルセ太郎さんと
当時小学生だった女の子とのやりとりが、
朝日新聞の記事になっていました。

 

朝日新聞「声」欄 2002年1月10日

[私に問いかけ 12年前の手紙]
高校生小川なつき(宮崎市、18歳)

 

先日、母が「こんなものが出てきたよ」と古ぼけた封筒を差し出した。
故マルセ太郎さんからの手紙だった。
12年ほど前、マルセさんのお芝居を母と見に行き、
その感想を書いて出したら返事を下さった。

「がっこうのべんきょうもがんばってください。
 べんきょうをがんばるのは、ひとにかつことではありません。

 おとなになったとき、よわいひとのたちばにたって
 ものごとをかんがえるようになるためです。

 つよいということは、よわいものをいじめることではなく、
 よわいひとのためにたたかえることです。

 

 つよくやさしいひとになるため、べんきょうしてください」

 

当時7歳だった私にはよく分からなかったが、
今読み返してみて、とても考えさせられた。

私は受験生で、がむしゃらに勉強している。

しかし何を目標に勉強しているのだろう。
弱い人のためだろうか。
大学に入り、自分の夢をかなえるためだけではないだろうか。
果たして、それでいいのだろうか。
マルセさんは、12年越しに私に問い掛けている。

 

と紹介されています。

 

なぜ、勉強しているか?

「お父さんみたいにならないように」

と言われないように頑張ります!

 

  • にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)