〜保田学園の入学式で感じたこと〜
昨日は、コミュニケーションの授業を担当させていただいている
保田学園 の入学式に、サポート企業として参加させていただきました。

私はこれまで大学で7年間、コミュニケーションの授業を担当してきました。
しかし、保田学園での授業は、それとはまったく違う意味を持っています。
この学校に通う生徒たちは、
中学生の頃に不登校を経験した子どもたちです。
つまり、
「学校に来ること自体が、まず大きな勇気」
そして次に、
「人と話すこと」
この順番なんです。
大学のように「当たり前に学校に来て、当たり前に友達と話す」という環境とは全く違います。
そこには、一歩踏み出すことの重みがあります。
■ 1年半、話せなかった女の子
そんな中、忘れられない出来事があります。
1年半、学校に来ていても
一言も話すことができなかった女の子がいました。
コミュニケーションの授業の中で、私はこんな質問をしました。
「ドラえもんの道具が一つ手に入るとしたら、何が欲しいですか?」
その時です。
その女の子が、頑張って発表してくれました。
そして、こう言ったんです。
「タイムマシンに乗って、中学1年生の自分に会いに行きたいです。
そして、“そんなことしてたら、今の私みたいになるよ”って伝えたいです。」
その言葉を聞いた瞬間、胸がいっぱいになりました。
言葉にできなかった想い、後悔、そして前に進もうとする気持ち。
すべてが詰まっている一言でした。
思わず、うるっとしてしまいました。
その後、この話を校長先生にお伝えすると、
保田隆 も目に涙を浮かべていらっしゃいました。
その子は今、
新入生のオリエンテーションで話してくれたりしています。
■ 「できなかったことが、できるようになる」
この出来事を通して、強く感じたことがあります。
それは、
「できなかったことが、できるようになる瞬間に立ち会えること」
これは、教える側にとって、何にも代えがたい喜びだということです。
そして私は考えました。
「もっと、この子たちが楽しく、自分を表現できる授業ができないか?」
そこで取り入れたのが、
“ダジャレ”
です。
■ ダジャレ × AI動画という挑戦
一見、バカバカしいかもしれません。
でも、だからこそいいんです。
難しいことじゃなくていい。
笑っていい。
間違っていい。
そんな空気の中で、自分の言葉を出せることが大事なんです。
生徒たちにダジャレを考えてもらい、
それをAIで動画にして、YouTubeやInstagramで発信しています。
ちなみに、動画の中には
AIで生成された“私自身”も登場しています(笑)
実は私、子どもの頃は漫才師になりたくて、
ビートたけし さんのオールナイトニッポンを毎週聴いていましたし、
たけし軍団のコンサートにも行っていました。
そのルーツもあって、
「笑い」と「表現」を組み合わせた授業になっています。
■ 入学式での一言スピーチ
今回の入学式では、少しだけお話しする機会をいただきました。
校長先生からは、
「コミュニケーションの達人」
と紹介されてしまい、正直ハードルがかなり上がりました(笑)
ですが、私はシンプルに、
一つのエピソードと、三つのお願いをお伝えしました。
エピソード
先ほどの、1年半話せなかった女の子の話。
三つのお願い
① お父さんお母さんが考えたダジャレを、お子さんに教えてください
② YouTubeチャンネルの登録をお願いします
③ 将来、コミュニケーションが上達して
「告白できました」「結婚できました」という報告をしてください
そして結婚式に呼んでください(笑)
会場は温かい空気に包まれ、とても楽しい時間となりました。
■ 入学式後に起きた嬉しい出来事
式が終わった後、生徒が近づいてきてくれて、
「チャンネル登録したいんですけど、どうやって探したらいいですか?」
と聞いてくれました。
その素直さに、胸が熱くなりました。
また、オープンキャンパスで授業を受けてくれていた子どもたちが、
今回入学して再び会えたことも本当に嬉しかったです。
■ 不思議なご縁
さらに、サポーターとして参加されていたある企業の社長さんとお話しする中で、
「昔、可部南少年野球クラブでキャプテンをしていました」
という話をすると、
「えっ、私も同じチームでキャプテンでした!」
という奇跡のような一致がありました。
こういうご縁って、本当に面白いですよね。
■ 最後に
保田学園の生徒たちは、
一歩を踏み出す勇気を持っています。
その姿を見ていると、
「自分も負けていられない」と心から思います。
これからも、
・楽しく
・バカバカしく
・でも本質的に
コミュニケーションの力を伝えていきたいと思います。
そして、いつか本当に
「結婚しました!」
と報告してくれる日を楽しみにしています。
そのときは、必ず結婚式に呼んでくださいね(笑)
私も、保田学園の生徒たちに負けないように、
これからも挑戦し続けます。



